櫻子さんの足下には死体が埋まっている

第拾弐骨 櫻子さんの足下には…

予告動画

旭川に初雪が降ったその日、正太郎は櫻子に別れを告げられた。
もう私と一緒にいてはいけないと。受け入れられない正太郎は、永山の祖父の家にいた。
なぜなら、そこが櫻子と知りあうきっかけとなった場所だからだ。
櫻子と出会った『初めて事件』に正太郎は思いを馳せる。

脚本/伊神貴世  絵コンテ/別所誠人  演出/別所誠人  作画監督/垣野内成美  美術監督/伊藤聖、キム ヒョン ス

第拾壱骨 蝶は十一月に消えた(後編)

予告動画 ばあやさん、いつもありがとう編

三奈美、二葉、一重にはかつて『秘密の隠れ家』があった。
『一重はそこにいる』三奈美は森の中に建つある家に一同を案内する。
そこで睡眠剤を大量服用した一重を発見する。
一重の生存に安堵する磯崎、二葉失踪以来のしがらみを忘れ涙する三奈美。
事件は解決、と思いきや、それが全ての始まりだった・・・告げるのは、森に響くヘクターの一声。
悲劇的な真実を次々に白日に晒していく櫻子を待ちうけていたものは・・・。

脚本/伊神貴世  絵コンテ/加藤誠  演出/加藤誠
作画監督/松本昌子、山本碧、加藤里香  美術監督/伊藤聖、キム ヒョン ス

第拾骨 蝶は十一月に消えた(前編)

予告動画 正太郎、根に持つ編

今年最後の『骨探し』に米飯地区の森を散策する櫻子、正太郎、磯崎。
今度こそ楽しくトレッキング・・・と思いきや、磯崎に連絡が入る。
磯崎が担任していた女生徒、圓一重が行方不明になったというのだ。一報を聞くや、青ざめる磯崎。
実は過去、一重と親友だった西沢二葉が在学中行方不明になっており、今も見つかっていないのだ。
最近の一重の動向を探るうち、もう一人の親友、津々見三奈美が浮上する。
彼女の部屋には一枚の絵画が残されていて・・・。

脚本/伊神貴世  絵コンテ/菊池カツヤ  演出/菊池カツヤ
作画監督/大塚あきら、河本美代子、冨永一仁、奥山鈴奈、松本昌子  美術監督/伊藤聖、キム ヒョン ス

第玖骨 お祖母ちゃんのプリン

予告動画 やっぱりばあやさんには敵わない編

正太郎には、数年間に亡くなった大好きなお祖母ちゃんがいる。
お祖母ちゃんはガンで亡くなった。
入院中、お見舞いに来る正太郎に、お祖母ちゃんはいつも『プリンを買ってきてほしい』とリクエストした。
これまでプリンが好物だったわけでもないのに、なぜか必ず同じ店のプリンがいいと言うのだ・・・
ある雨の日、正太郎からそんな昔話を聞いた九条家のばあやは、不自然なその行動の裏にかくされた、祖母の優しい嘘を推理する。

脚本/伊神貴世  絵コンテ/南川達馬  演出/南川達馬
作画監督/橋本真希、今里佳子、服部益実、越智信次、長田絵里、白川茉莉、櫻井拓郎  美術監督/伊藤聖、キム ヒョン ス

第捌骨 託された骨(後編)

予告動画 磯崎先生、見事な残念っぷり編

理科室の標本の中から人骨が見つかった。
それ自体に事件性はなく、佐々木教師の知人、曾根夏子という女性のものだったと判明する。
だが、骨と共に見つかった遺品の写真に書き添えられた短歌『春光台 腸断ちし若人の 偲びて立てば 秋の風吹く』が気になる正太郎は、櫻子を連れ、佐々木教師の姉、小雪のもとを訪れる。
小 雪の爪先が珍しい「ケルト型」であることに興奮する櫻子。
さらに小雪からは意外な言葉を聞かされて・・・。

脚本/吉岡たかを  絵コンテ/ハヤシヒロキ  演出/鈴木薫  作画監督/服部憲知、宇津木勇、藤田正幸
美術監督/伊藤聖、キム ヒョン ス